洗顔は美しい肌を保つための基本的な作業です。化粧を落とす時などに洗顔を怠ってしまうと肌の環境を悪化させてしまいます。
しかし洗顔を念入りにやり過ぎてゴシゴシと洗うことも肌には逆効果となります。
じゃどうすればいいの?
美肌を保つための正しい洗顔方法や注意点を紹介していきます(^^♪
1.1日に何回もの洗顔はダメ!その理由は?
肌が汚れているのでは?と気にする方、特にオイリー肌と言われる脂性の方で1日に何回も洗顔をする方は少なくないでしょう。しかし1日に何回も洗顔を行うことによってその時だけは綺麗な肌になりますが美肌を保つには逆効果です。
洗顔の頻度が高いとなぜ肌には悪影響を及ぼすのでしょうか?
それでは肌について簡単に説明しますね。
肌は1番外側の角層にあるバリア機能によって紫外線や乾燥から守られています。

・角層の表面を毛穴から分泌される皮脂による「皮脂膜」が覆っています。
・角層細部内にある「天然保温因子(NMF)」が水分を保ち肌に潤いを与えています。
・角質細胞の間を「細胞間脂質」が密集することでバリア機能ができあがっています。
しかし洗顔の頻度が高い場合は、皮脂、NMF、細胞間皮脂を洗い流してしまい肌のバリア機能が低下します。
よって肌の潤いが失われて乾燥肌になるだけでなく、紫外線などの少しの外部の刺激でも過剰に反応するようになり、さらに雑菌やウイルスも侵入しやすい状態となるのです。
そして1回失われたバリア機能は回復するまでに1日〜数日の期間がかかります。
ですから、1日に何回もの洗顔は肌に大きな負担を与えています。朝と晩の2回程度にとどめておくことが大事ですね(^^)/
2.洗顔料はよく泡立てて使う!
洗顔をする際、顔の汚れを落として綺麗にしようと力を入れて洗っていませんか?しかしそれは間違ったやり方です!!
洗顔をするときはまず石鹸や洗顔料をよく泡立てましょう。
泡を立てていない状態だと直接肌と手が触れて摩擦力が強くなり肌を痛めることになります( ;∀;)ですから泡をよく立てて、石鹸や洗顔料の洗浄の力で肌を洗うようにすることが肌に優しい洗顔の仕方です。
【洗顔料をよく泡立てるコツ】
片方の手のひらに洗顔料を取り、もう一方の手の指で洗顔料を撫でるようにくるくると回しましょう。そうすることによって洗顔料に空気が入り泡立ちが良くなります。泡が立ったら、水を少量加えてさらに指でよくかき混ぜましょう。

十分に泡立ったら泡で顔の汚れを包み込むように優しく洗顔をしましょう。ここで力を入れてゴシゴシと洗ってしまってはダメです。
顔の皮膚は非常に薄いもので少しの刺激にも過剰に反応します。角質層は0.07mmから0.2mmというわずかな厚さなんです。
めっちゃ薄いって思いませんか?
良かれと思ってゴシゴシと洗顔をする行為は、肌を綺麗にするどころか傷つけている行為なのです。力を入れずに泡で包み込むように洗顔をするようにしましょう。
洗顔料をよく泡立ててなるべく洗顔料の力のみで洗顔することが、肌を傷めず綺麗にする洗顔のポイントです。
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3.すすぐ時は 水、お湯、どちらが効果的?
洗顔で顔を綺麗にするには熱めのお湯で洗うと汚れが落ちて効果的?
特に毛穴に詰まった汚れを取り除いて綺麗にすることに適している?
ブッブー!!
熱めのお湯は汚れを落とすことには効果的ですが、洗顔に関しては悪影響なんです。
熱いお湯で洗顔をすると、顔にまとわりついた脂を浮かし、毛穴から分泌される皮脂を落としすぎることになります。皮脂は肌を乾燥させずに潤いを保つ働きをする成分です。皮脂を落としすぎると肌の潤いがなくなり乾燥を招き、肌が傷つきやすい原因になります。
では、熱いお湯ではなく冷たい水のほうが洗顔には適しているの?
ブッブー!!
冷たい水は脂を浮かせることはできないので、毛穴に詰まった汚れを取り除くことができないのです。
ではどれくらいの温度で洗顔をするのが最も適しているのでしょうか?
答えは、熱湯と水の中間であるぬるま湯が最もベストです。人間の体温より低めの32度くらいが適しています。これくらいの温度だったらほどよく皮脂を洗い流し毛穴も綺麗になり、かといって皮脂を落としすぎることもありません。

また洗顔をする際、シャワーの強い水圧を顔にあてて洗い流すことはやめましょう。顔の肌は薄く敏感です。
さらにお風呂に入ると室温が高いためそのあたたかさで肌の角質は柔らかくなっています。
その状態で水圧の強いシャワーを顔にあてるとどうなるでしょうか?
敏感な肌はダメージを受けることになります。洗顔の際シャワーで洗い流すのではなく、ぬるま湯で優しく手で洗うようにしましょう(^^♪
4.美肌を保つために正しい知識で洗顔を!
肌を綺麗にして美肌を保つには毎日のケアが大事です。しかしいくら毎日洗顔を欠かさず行い気を使っているつもりでも、洗顔の正しいやり方を知っていないと逆効果となり綺麗な肌を保つことはできません。
- 洗顔は朝と晩の2回程度に
- 洗顔料をよく泡立ててなるべく洗顔料の力のみで洗顔する
- 32度前後のぬるま湯で洗い流す
顔の肌は少しの刺激で反応するデリケートな部位です。どのような洗い方が正しいか、洗顔の際の水はどのくらいの温度が適しているか、という知識をしっかりと頭に入れて毎日の洗顔を行うことが大切ですね(^_-)
最後に、正しい洗顔の後は・・・そう、保湿です!!こちらの記事も良く読まれています。