顔の乾燥・かゆみに効果があると言われているワセリン。
確かに余計な成分が含まれていないぶん、子供から大人まで使える、肌に優しい保湿クリームといったイメージがありますよね。
今回はワセリンの基礎知識や上手な使い方、またおすすめのワセリンも紹介していきたいと思います(^^)♪
なぜ、顔の乾燥・かゆみにワセリンが効くの?

顔の乾燥予防として、ワセリンを愛用している人は意外と多いです。
販売元によって、「白色ワセリン」「ヴァセリン」とかいろいろ呼び名はありますが、これらまとめて「ワセリン」にあたります。
主に保湿・肌を外部刺激から保護する効果が得られ、乾燥肌・敏感肌・アトピー肌の人の保湿クリームとして使えます。
またワセリンはとにかく用途が幅広く、役立つシーンが多いです。
- 顔、手、足などスキンケア全般
- 化粧下地やメイク落としに
- デリケートゾーンのケア
- 虫刺され、ひび、あかぎれの緩和に
- 鼻の穴に塗って花粉症予防に
- ピアスホールの掃除
- 革製品のお手入れ(ただし応急処置用)
- 靴擦れ予防
- まつげのケア
ワセリンの成分って?

ワセリンの成分は「石油」。
もちろん、きちんと精製したものを使っているので安全性に関しても問題ありません。
具体的には、石油から炭化水素系の混じり物を取り除き、脱色して精製しているものを「ワセリン」と定義しています。
あと、基本的には添加物が少なく無香料のものが多いので、添加物に負けやすい肌質の人にとっては嬉しい処方となっています。
普通の保湿クリームとの違いは、ワセリンには美肌成分や保湿成分といったものは含まれていないという点です。
最近は香料入りのワセリンも出回っているので、肌質と好みに合った選び方もできますね。
ワセリンの効果や副作用

ワセリンの効能らしい効能といえば、あくまで上から蓋をするといった感じでの保湿のみ。
肌の持つ自然治癒力をフォローするといった使い方がメインになります。
化粧水・美容液の上に塗ることで、美容成分を蒸発させないよう保護するという使い方もアリですね(^^)
余計な添加物が含まれておらず、赤ちゃんから大人まで使いやすいものの、まれに肌に合わないという人もいるようです。
特に肌が弱いという人は、使用前のパッチテストを忘れずに行いましょう。
もう一つ、気をつけたいのが「油焼け」。
ワセリンを塗ってから紫外線を浴びると、肌が日焼けしやすくなります。
仕事や学校などで日常的に日の当たる場所にいる必要がある人は、日中はワセリンの使用を控えておくのが無難です。
ワセリンのお値段は?
ワセリンは一般的にリーズナブルなものが多いのも嬉しいポイントです。
大容量のものでも600〜1,000円の範囲内で買えてしまうので、コストパフォーマンスは保湿クリームの中でもトップクラスといえます。
皮膚科や通販サイトを通じて特にお安く手に入れられますよ(^^)
![]() 大洋製薬 ワセリン(100g)【6_k】 |
ワセリンは「かゆみ」に効くの?
あくまで乾燥予防に優れているだけというワセリンには、かゆみそのものを鎮める効果はありません。
しかし、かゆみを抑える成分が配合されている化粧品や塗り薬を塗って、その薬用成分に蓋をするという名目で使うのはOK。
さらに肌の乾燥も防いでくれますので、肌が乾燥する→かゆみを起こすという悪循環を断ち切ることができるんですね。
ただし、ワセリンや塗り薬などをあまりベタベタと塗ってしまうのもよくありません。
必要以上に肌に蓋をしてしまうと、お肌もまた必要以上に水分を蒸発させようとします。
この時、肌に必要な天然保湿因子まで一緒に放出してしまいかねないので、過度な保湿は逆効果です。
最悪インナードライ肌を招いてしまい、さらに乾燥やかゆみが悪化するおそれも。
ワセリンは最後の仕上げとして、手に薄〜く膜を張るイメージで塗りましょう。
またワセリンが含まれているかゆみ止め軟膏もありますので、こちらを応用するのも良いですね。
ワセリンの基本的な使い方

ここでは、ワセリンの基本的な使い方についてお話していきますね(^^)♪
乾燥肌・敏感肌・アトピー肌の保湿に使う
ワセリンは乾燥肌や敏感肌の人はもちろん、アトピー肌の人にも効果を発揮します。
これらの肌質の人は総じて肌が荒れやすく乾燥しがちなので、ワセリンの保湿効果で皮膚を保護し、外からの刺激も軽減させることで肌荒れ予防になります。
ハンドケアに使う
ハンドクリーム代わりにもなるワセリンですが、特におすすめなのは寝ている時の手の保湿に使う事。
寝ている間は水分が減少しやすいので、顔と同様に手も入念に保湿してから眠ることで、お肌の乾燥対策になります。
やり方は簡単。化粧水→ワセリンの順に塗り、上から手袋をするだけです。
手袋の素材は、シルク・麻・コットン・綿などがおすすめ(^^)
リップクリームに使う
唇が荒れがちな方におすすめなのが、ワセリンを使ったケア。
唇にたっぷりとワセリンを塗った後、その上からラップをして10分程置くだけで、パック効果が得られます。
顔の乾燥・かゆみに!おすすめのワセリン紹介
最後に、顔の乾燥・かゆみに効果的なワセリンをいくつか紹介しておきますね。
肌を優しく保護し自然治癒力をサポートしてくれるものと、かゆみ成分が入っている塗り薬タイプのものをピックアップしてみました(^^)
健栄製薬 ベビーワセリン
![]() ベビーワセリン 60g メール便送料無料 |
不純物が比較的少なく、保存料を使っていない無添加・低刺激の100%ワセリンで、子供から大人まで使える優しい処方です。
衛生的で使いやすいチューブタイプで、使いたい量だけを調整して出しやすいです。
とても柔らかく伸びが良いので、塗りすぎによりかえって症状が悪化するのも防げます。
塗りすぎ防止・広範囲に塗れる・肌への優しさがトップクラスということを考慮し、おすすめワセリンとして挙げさせていただきました(^^)
カユピット
![]() 【第2類医薬品】メンソレータム カユピット 15g |
こちらは「マイクロワセリンクリーム」という製法で作られた、しっとり優しい塗り心地のかゆみ止めクリームです。
かゆみ止め成分である「ジフェンヒドラミン塩酸塩」「リドカイン」、抗炎症成分である「アラントイン」「グリチルリチン酸ジカリウム」が含まれています。
主に肌のバリア機能を正常化させる効果に特化していて、目の周りも含めた顔全体に使えます。
非ステロイド・弱酸性・ノンメントール・無香料・無着色・尿素無配合・アルコールフリーで、敏感肌・アトピー肌の人にも優しい処方です。
控えめな保湿力なのが気になりますが、先ほど紹介したベビーワセリンとの併用で、いい具合にカバーできますよ(^^)
まとめ
ワセリンは、肌そのものの自然治癒力をフォローする役割を持っており、かゆみ止めの効果はありません。
しかし保湿力の高さを活かし、他の塗り薬等と上手く組み合わせることで、塗り薬の効果を良い感じにフォローすることもできます。
他にもなにかと用途多彩ですので、ご家庭に一つは常備しておきたいですね(^^)♪
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